つぎのような症状の方はご相談ください
・手や膝の関節や、ふしぶしが痛む
・力が入りにくくなった、だるい
・体中に発疹が出る
・風邪薬を飲んでも微熱が続く
・健診でリウマチの数値が高いと言われた

当院では慶應義塾大学病院で経験を積んだ専門医師が患者様のお悩みや 疑問にお答えし、一人ひとりに適した治療をご提案いたします。

<関節リウマチとは>
関節リウマチにかかると関節に炎症がおこり、関節の痛み、腫れ、こわばりが 生じます。病気が進行すると関節が変形し、日常生活に支障をきたすようにな ります。 関節リウマチの原因はまだ完全にはわかっていませんが、各種研究により初期 症状や進行具合などの病態はかなり解明されてきました。これに伴い治療法も着実に進歩しています。

関節リウマチの診断

関節の痛みや手指の変形が生じても関節リウマチとは限りません。 患者様の症状、採血データ、MRI画像やレントゲン画像などを診断基準と照 合して総合的に診断します。特に最近ではMRI画像装置の進歩により、レントゲン写真ではわからなかった骨の変化も見つけることができるようになりました。関節の破壊は発症後 2 年以内に急��に進行するため、アメリカリウマチ学会 (ACR)のガイドラインでは早期の診断および治療の重要性が謳われています。 もし冒頭のような症状がありましたら、早めに専門医の診察と検査を受診することをお勧めします。

薬物療法

関節リウマチの治療は薬物療法と手術療法の2つに大別されます。 現在では、まず効果的な薬物療法によって関節リウマチの疾患活動性をコントロールし、つぎに破壊された関節を外科的に再建するというのが治療の基本になっています。関節リウマチは早期診断・早期治療が大変重要です。関節リウマチの診断が確 定したら早期にアンカードラッグ(最も基本となる薬剤)と称されているメトト レキサートを第一選択として投与し、3ヵ月で効果が得られなければ生物学的製 剤を導入することがガイドラインに定められています。生物学的製剤の出現により『病勢を完全に抑制し、寛解を導入する』という治療目標が可能になって きました。
当院では慶應義塾大学病院リウマチ内科との連携により、主に大学病院でおこなわれている生物学的製剤による治療も導入しています。

膠原病(こうげんびょう)とは?
正確にいえば『膠原病』という特定の病気はありません。関節リウマチ・全身 性エリテマトーデス(SLE)・強皮症・多発性筋炎/皮膚筋炎・結節性血管周囲炎・ リウマチ熱の 6 つを、結合組織に共通する病理組織変化(フィブリノイド変性な ど)が見られることから『膠原病』という概念でまとめて呼称します。またシェーグレン症候群・ベーチェット病などは『膠原病関連疾患』と呼ばれます。
『膠原病』は結合組織(特に血管)を中心として炎症がおこります。どの臓器 も血管によって栄養を受けているので、血管の炎症がおこると一度にいくつも の臓器に病変がおこります。また『膠原病』には一般に共通する特徴として自 己免疫反応があります。血液中に自分の細胞や組織を構成する成分と反応する 抗体がみられるため、ほとんどの『膠原病』は自己免疫疾患としても分類され ます。いくつかの『膠原病』では関節痛や関節炎が見られます。これらはリウ マチ性疾患の仲間に含まれます。
このように『膠原病』には結合組織病・自己免疫疾患・リウマチ性疾患という3つの顔があり、全身多臓器疾患と言えます。それゆえに症状が多岐にわたり、患者様ごとに出現する症状も異なるため、最新の情報に精通した経験ある医師による診断と治療が必要になります。

『膠原病』のジャンルに含まれる疾患

膠原病 : 関節リウマチ 全身性エリテマトーデス強皮症 多発性筋炎/皮膚筋炎
結節性多発動脈炎
リウマチ熱
膠原病関連疾患 : シェーグレン症候群、ベーチェット病、混合性結合組織病など

『膠原病』に共通する特徴

原因不明
・全身性炎症性疾患(発熱、体重減少、倦怠感、易疲労感) ・皮膚、関節、腎臓、肺、心臓、神経、筋、消化器、眼、血液などたくさんの 臓器を侵す
・改善と悪化を繰り返す慢性疾患
・自己免疫疾患

診療ネットワーク
難治といわれる関節リウマチ(膠原病)ですが、これらの治療を効率良く適切 におこなうために『診療ネットワーク』という体制が構成されています。 これは、日常的には一次医療機関である『かかりつけ医』が患者様を診療し、 より高度な対応が必要な場合には大学病院などの二次医療機関で診療するとい う体制です。当外来では慶応義塾大学病院リウマチ内科とのネットワークを軸にした診療体 制を構成しており、必要な場合には同病院などの高度専門医療機関をご紹介い たします。

関節リウマチ・膠原病外来ではお待たせしない「予約制」を採用しています。必ずお電話にて簡単にご予約の上、健康保険証をご持参くださいますようお願 いします。